タオ君が、自分の話をするようになったのは ほんとうにあとの方になってからで 今でも、ほとんど話すことはない。 彼の中にはたくさんの豊かな情緒や感情が存在しており、ドラマを観たり映画を観たりすると、普通の子どもだったらきっと確実にスルーするであろうシーンにも心を震わせて、わたしの腕をぎゅっと握ってくるのだった。 でも学校で何があったかとか、どんな楽しかったかとか悲しかった […]…
たおくんが、いつも幸せであってほしい。 タオくんが朗らかに笑って、元気でいてくれることが それが、わたしの宝物なんだ。 たくさんの 辛い時間を一緒に乗り越えて これからの未来に 向かえることを 誇りに思うよ。 たくさんのありがとうと、ごめんねと、愛してるを これからも。 …
誰かと自分を比べて、惨めなきもちがしたり、自分がとてもつまらなく感じられること。自我が育ってくるに従って、そんな自分を否定するようになった息子。 それでも平均よりもたくさんの良いところを持っていることや、誰もに等しい価値があることを 教えてゆく母10年目。 それは、母としての教えというよりかは、もっとプロのセラピストとしての教えでもあるけれど、どちらにせよ彼が自分なりに何かを掴もうと必死な中で、信 […]…
ほんとうの自立とか 自立のための助けや子育て 一緒についていったり一緒にやるだけのキャパが わたしには無かったからこそ 何かをさせてあげたかったら ひたすらに自力でやれる力をつけてあげることしか方法が無くて それだけをタオ君に叩き込むこと 側から見たら、厳しいだけ でも こうして人並みに 旅行に行ったり 見たいものをみて やりたいことを やらせてあげる 何度も絶望して諦 […]…
タオ君が ほんとの愛に目覚めてきて ママ ありがとう ママ 本当にありがとう と何度も言ってくる わたしは、エゴの時のタオ君にとってはひたすらに脅威で 対立しかなくて 成長と共に自我が強くなってきたあと すべてがうまくいかなくなった。 エゴは押さえつけようとしても無駄で 叩こうとすればするほど暴れるもので 大きな愛や光を身に付けてゆけばゆくほど わたしは人々のエゴに太刀 […]…