上手に話そうとすると、つまづく言語。
拙くても、カタコトでも、耳を傾けてくれるひとは必ずいる。
わたしにとっては日本語が、そんなふうに難しい言語。
自分の思うままに話せば、誤解されて嫌われてきて、通じなくて、怒られた。
でもみんなが喜ぶような丁寧な話し方をしようとすれば、言葉が一個も出て来ない。
場面かもく(本当に物理的に喉から声が出なくなる)もよくあった。
目の前で、「都合悪いと黙るよね」と嫌味を言われた。
療育の小さい子どもが、「イヤッ」と叫んだのを、周囲が嫌な顔で「なんて偉そうな態度なんだ」と言っているのを聞いて、(難しい言葉の最大で伝えようとしてるのがわからないのかな？)と悲しくなることも。
それでも、拙くても、カタコトでも、無言のコミュニケーションでも、「何が伝えたかったのかな？」と愛をもって耳を傾けてくれるひとは必ずいる。
そんな中で、のびのびと、日本語以外の言葉や、言葉以外のいろんな言葉を
育んでいけたらいいなと思う。
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