タオ君が
ほんとの愛に目覚めてきて
ママ ありがとう
ママ 本当にありがとう
と何度も言ってくる
わたしは、エゴの時のタオ君にとってはひたすらに脅威で
対立しかなくて
成長と共に自我が強くなってきたあと
すべてがうまくいかなくなった。
エゴは押さえつけようとしても無駄で
叩こうとすればするほど暴れるもので
大きな愛や光を身に付けてゆけばゆくほど
わたしは人々のエゴに太刀打ちできなくなった。
極限までエゴが少なくなって
それでも助けてくれる人も気づいてくれる人もいなくて
何度も死のうと思って
最後7月のある日を境にタオ君は変わった。
ママがひとのエゴに殺されてしまうことに気づいたからだった。
わたしもそれをどうしていいかわからなかったから、ひたすらに助けを求めて最後
タオ君以外に気づいてもらえなかった時に死ぬことに決めたけど、ギリギリのところでゆうさんが気づいてくれて、何度も本当の意味での助けを出してくれて今に至る。
わたしもそうだけど
ひとは
ほんとの気づきや愛の中に入るとき
たまらない感謝で溢れていっぱいになる。
わたしが今生きていることが
全然当たり前ではないことや
エゴがとても少なくなると
どうなるのかを理解して
生きられないことに気づいて
その上で
守ってもらう選択をしたり
エゴを増やす努力
愛をもっと巨大にしていくことや
ひとのエゴに巻き込まれない練習をしてく
自分の中のエゴや人々の中のエゴにパッと気づけるようになったタオ氏は
今まで持ち合わせていた賢さとは
もう次元の違う聡明さを見せて
その上でこの人は
世界を愛していて、受け入れていて、正真正銘の自分の先生となった。
エゴの扱い方
戦い方
やっつけ方と
愛の送り方
エゴに殺される恐怖にもう怯えなくていい。
タオ氏が守ってくれて、自分を守る方法を伝授してくれて、これからわたしは生きる術を身に付けてゆく。
ママ 生きててくれてありがとう
そう涙ぐむタオ氏は
本当に
生命の尊さや 純粋な存在や
それを守る必要があったことに
ただ
気づいた。
そのことに気づけること
すごいことだと思う。
わたしはそして、本当の愛が開く瞬間に立ち会うことがきっと、どれだけ厳しい道のりでも
自分の生きている意味であり
タオ君の存在が、まぎれもなくあの日わたしをこの世界に繋ぎ止めたんだ。
ただの親子愛やただの母への愛や子への愛では
行き着けない境地に
私たちは来たんだとそう思って
安堵の中で、これまでの辛い道のりを祝福する夜
自分の成長を、自分でも実感できて、とても嬉しそうで誇らしそうで、それでいて本当の愛の中に目覚めてゆく人は
とても、静かだ。
しばらく瞑想初めて最初の数日の暴れっぷりは凄くて
どうなることかと思ったけど
わたしは嬉しかった。
ただひとりの家族とも呼べる血の繋がった存在が、自分と同じ愛の世界で生きることを選んだこと
そこまでの2人の過酷な道のりが
すべて向こう岸まで明るく照らされてゆくよ
ママを
生かしてくれて、ありがとう
文字通り
生かしてくれて
ありがとう。
親子以上の繋がりと愛の世界の同志がこんなに側にいてくれること以上に
ありがたく心強いことは無い。
最後まで諦めなくて本当に、良かった。
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