季節は、巡って あの時そこにあった全てが、もう今は失われて 何一つとして残っていないかもしれないけど あの時そこになかった全てが、 今、ここにある それは、本当にすごいことだと思う。 なにひとつ、失うことはないんだと 巡る世界や過ぎゆく時が、教えてくれる。 …
確か アネモネを初めて植えた年は、まだ花を咲かせるのに肥料がいるということがあまり分からずに 1回美しい花を楽しんだ後 それは枯れて、終わったんだっけか。 今年の春で4年目を迎えるハコニワが 少しづつ 少しづつ経験を重ねて そのうち肥料を欠かさずにあげることで、花は大きくたくさん長く咲くというのを覚えた。 何もかもが 当たり前になる日がきっと 来るんだろう […]…
タオ君は、ほいくえんのときから、愛に涙を浮かべたり、ありがとうというきもちをめいっぱい感じながら、胸を詰まらせて言葉にすることのできる子だった。 映画をみて感動して泣いたり、そういうことが、とても小さなときから感じ取れるのを横で見ながら、尊敬して、いつも誇りに思った。 1年生もおわりに近づいて、いろいろがリハビリ期間のなかで わたしたちの関係もまた、辛く暗かった時期を終えて 癒し、前 […]…
雪は、すべてを許してくれると思う。 ちらちらと白い粒が舞い降りるのを朝からずっと眺めてて、これまでの全部を、許すよと 言われてるみたいだった。 ごめんなさい 何度そう呟いても、胸がくるしくて その心を、雪がゆっくり癒してくれるみたいに …
結論からいうと、この世界は、ただひたすらに、as it is でしかなかったということだった。 それを憂いたり、悲しんだり、変えようとしたり、するのではなくて 祈ること クソみたいなことが無限に続くこの世界に そして、今日も光は当たってる。 その中で、わたしたちは、ただ平等に、生きている。 それだけだ。 それだけなんだ。 なんて、シンプルな世界だった。 脳 […]…