春の雨って、好きだな。
夏の雨も好きだし、秋の雨も好きだし、冬の雨も、好きだけど。
静かに濡れた庭で、盛んに春を告げた花々たちがひとつまたひとつと散っていって、荒れたように色が消えゆく季節の変わり目。
体調を崩したり、風邪をひいたりするのは、無精だからとか身体が弱いからとかじゃなくて、とても自然なことなんだなと思わせる。
たおくんが、ものすごい鼻水をかみまくってティッシュを大量に消費してたので、
「ティッシュのこのまだ使える部分を使え!」といって、最近、わたしが普通のお母さんみたいに怒るときに、時々たおくんが「へへ」と笑うようになってきたのが、すごく嬉しいなと思う。
「床にこぼすなあッ」と怒っても、「はいはい、」といって笑っているたおさん。
そういうとき、救われたような気持ちになる。
昔ちいさかったころ上手に鼻がかめずに、手伝っていた頃のことを思い出して、「たおくんは前は鼻がかめなかったのに、今はすごいね」と言った。
毎日毎日、いつこんなことできるようになったんだろう?って思うほどに、驚かされることばかりだ。
こどもが成長していく姿は、なんとかトレインみたいなくらいに駆け足で過ぎ去っていくけれど、なにもかもが愛おしいなと思う。
玄関の掃除をしていたら、「ぼく、掃除好きだよ」
と言って手伝ってくれたたおさん
いつも写真とってというと嫌がるのに、この日はわざわざ「2階から撮ってみる」といって上から撮ってくれた掃除中のマイ。
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