わたしは、正真正銘の嫌われものだった。 この国で、それは物心つく前から呪いのようについてまわって りゅうじがいなくなったことで、ただいなくなったことではなく 何年もずっと、人間関係は常に最後わたしが嫌われて終わる形で、 わたしを愛してくれる人は、この国にはやっぱり誰もいないのだという 小さな頃からの思いこみがぜんぶ溢れて、 鋭く尖ったナイフで からだじゅうを突き刺される […]…
朝起きてきたタオさんに 「気分はどう?」 と訊いたら、 「ほっぺたがふっくらするかんじ」 という回答が来た。 ポエティックな息子を産んだ。 …
個人懇談をさぼったママに、先生が「たおくんの体育の成績がよくなかった」と教えてもらった。 たおくんは、毎日毎日逆上がりを朝も夜も近所の公園で練習してできるようになってたし、運動会のかけっこも1番をとってがんばってたし、 いまも朝もよるも縄跳びをずっと玄関で練習してるから え?なんで? と思ったけど、あんまり集中力がないらしい。 普段もそういうとこはあるから、また山下さん […]…
もしも ほんとうは、 きのうとか あしたが ほんとうは、にせもので どこにも、ないのだとしたら 悲しいよね? だってこの前乗った、 かんらんしゃのことも おととい食べた、 ドーナツのことも…


