支援・配慮について

藤野博先生の本

02/28/2024

発達関連、言語聴覚士でもあり、臨床発達心理士でもあり、教育学博士の藤野博先生の著書が一番感動する。

発達障害関連の本について、これまで医療、福祉、教育関係からスピリチュアル視点から結構片っ端から目を通したと思う。

自分の特性を知るためではなく、どちらかというと、周囲の支援者の理解があまりに追いついていないことで、文字通りこのままいくと死ぬっていう感じだったので、初期のころデスパレートに情報を必要とした。

ギフテッドへの理解もまだあまりに情報が少ない中で、どんぐりの宮尾先生のとか、自閉症のパニックゼロの山田由美子先生のとか、本当に本質的な発信をされている先生はいるけど、

ただ、漫画なども含む世に出ている発達障害関連の情報は、まだ偏りがすごく、かなり個人的だったり、閉鎖的だったり、支援側と当事者の分断をさらに押し進めるような内容、自虐的、感情的、生きづらさをなんとか歪めて肯定して守ろうとする動きがまだ多い。

その卑屈さは、癒していかないともうどうにもならないよ、と思うものばかりで、「発達障害のひとたち」=拗れてて面倒臭い

と思われても当然て気がする。

 

そんな中で「コミュニケーションてなんだろう?」の著者の藤野博先生の著書が、最もユニバーサルで、どちらの立場にも中立的で、なお本質的、子育てや一般の心理学とウエルネスにバランスよく寄り添っていて素晴らしい。

欧米の進んだ情報もしっかり網羅されていて、なおかつイラストで子供向けにわかりやすく説明されている、素晴らしい内容だと毎回感動する。

 

コミュニケーションてなんだろう?シリーズは、図書館で借りるには内容が良すぎて一式購入した。

自分みはかなり言葉の独特の捉えかたがあって、すごく自閉症っぽいなと自分でも辟易とすることは多いんだけど、ほんとに知らない言葉を話してんじゃないかってくらい、相手の言ってる意味がわからないことが多い。(日本で。)

 

そんな自分にとって、そもそもコミュニケーションの意味、からこんなにしっかりと情報整理がされてることが感動するよな。

最近借りてきたこのレジリエンスという本もだけど、当事者側の人たちの恨みやマイノリティとしての感情的な態度を乗り越えた先の、軽やかな愛とニュートラルさ、なお実践的な内容やコミュニケーションが書かれていて、この先の日本にしっかり根付いてほしいと思うものばかり。

たくさんのアプローチと段階的なプロセスによって、この世界は必ず進化している。

藤野先生のような先生がわたしたちの国にいてくれることが、本当に光だ。

 

 

 

 

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