タオ氏が自ら「ぼくも発達障害だとおもう。検査を受けたい。」そう言ってきたのは小3になってまもなくだったと思う。
数ヶ月後、先生から何とも言えない微妙なテンションで「心理士の先生と一緒に話すので結果を聞きにきてください」と連絡があった。
当日は、先生たちはむしろ嬉しそうな雰囲気で、蓋をあけたら全体のIQが高かったというところが、「全然大丈夫ですよ」=本人の中でも「ぼくは大丈夫」に繋がった。 でも、その後2人暮らしの家の中で、フォーカスされるところは自分(まい)のポニョ部分だけ。
わたしにはどんどん負荷がかかってゆき、タオ君とどんどんコミュニケーションが取れなくなる時間が増えた。 でも今日話して気づいたのは、結局本人の中で「ぼくは困っていない。ぼくは大丈夫」の誤解の認識が、2人とも困ららないために必要としている家の中の連携に至らない大きな元凶になっていたことに気づく。
全体のIQが高くとも、高低差の開きは27もある。(30以上開くと確か発達障害診断)つまり、1人で生きる上で困らないのはとても良いことだけど、周囲の人との間に齟齬が絶えなかったり、「自分は大丈夫」と過信することで、こちら側が対策しようとしても、一切耳に入らないということがあったと思う。
なんだかんだでタオ氏は空気を読めない部分はある。
特性を理解して対策を立てることに関して言えば、外が何を言おうとも、自分も自分自身の理解するのに努める必要がある。
(これは発達以外でもすべての人にあたるけど。)
対策してもしてもイタチごっこのように悪循環が止まらなかったので、今朝はその話をした。
初めてわたしがニ次障害で病院にかかった時、先生はタオ氏の様子を見て、まず「おそらくお子さんが発達なので、ひとり親育児と合わせて過剰なストレスだと思います」との診断だったことを思い出した。
結果黒だったのはわたしだったが、2人が一丸となって向き合うことができなければ、どちらにせよ、周囲の人に助けてもらっても、根本理解や解決に繋がっていかないので、一緒にまた新しく日々を構築し始めようと思う、2月の終わりだった。
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