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日々

3333の新しいくるま

09/02/2024

  あたらしいくるまを見るたびに、3333が嬉しいとはしゃぐタオ君。 抽選が当たった日の明るい声のことは、この先もきっとずっと忘れない。 「ママ!!びっくりニュースがあります!!!」 階段から降りてきて嬉しそうな声を本当に久しぶりに聞いた夏だった。   なにもかもに見通しがつかない夏休みに、ふたりで必死に山梨にいく準備をして最後、またその希望の光が消えた同じ日に、車がやってきた […]…

日々

あの時と、今と。

09/01/2024

外国に出産をしにいくと周りに言った時、相談できるような人は誰もいなくて、なぜなら、それを応援したり是非を判断したり、軽々しいわけではないという意味や、理由を理解できる人は、ひとりも居なかったからだった。 自分が生きるために、生命を繋いでいくために必要なことを知っているのは、いつもこの世界に自分だけだった。 世界が差し出してくるそれを、選り好みしたりわがままを言ったり、傍若無人に振る舞ったり、子供じ […]…

愛のきろく

ぼくは、わからない

08/30/2024

山梨に行く予定を一緒にがんばって立てては壊されて、立てては壊されてを繰り返した数年。 ほとんどの時間に、前向きでポジティブな態度しか見せないタオ君が、初めて今回「ぼくは、わからない」とそう言った。 これまでは、わたしがどれだけ不安になろうとも、どれだけもう無理だと言おうとも、「ママ、大丈夫だよ」とそう言ってくれた。 そして、生きるのをやめるなら山梨に行けるかもしれないとそう思った最後に、りゅうじに […]…

日々

なおちゃん

08/29/2024

なおちゃんが来てくれて、この数ヶ月のことと、潤君の話をした。 最初のころから、おなじ敷地に住んでいたなおちゃんに、出会えたことは本当に本当に幸せなことだった。 そう思うような短い時間に、山梨に行くかもしれないこと、一生懸命中央市に電話して、引越しについて進めようとがんばったこと、今までずっと、潤君と一緒にいられるためにがんばってきたことも なおちゃんはただ、知っていて、スムーズにいくように力になっ […]…

愛のきろく

Returning to You

08/27/2024

  なにかがそっと 花開くときのSubtle な様子は 目を見張るくらいに この世界にあまりにも自然に 溶け込んでいて 調和していて   ただ 驚く   誰もが気づくようなあからさまな、切り替わるような そういう変化ではなくて ずっと、何万年も昔から続いていたグラデーションのその色が   黒から、ずっと、ずっと延々とグレーだった場所で、もう2度と何も変わらな […]…