3年前にガーデニングをはじめてトライしはじめた春から、なんて可愛いんだと思って育て始めたバーベナ。
全然違う植物だけど、レモンバーベナというハーブがあって、精油をよく使う。名前が同じところも気に入って、いろんな色を買った。
初めてのガーデニングの年は、ひたすらに買ってきて枯れたら終わりで、
長く咲かせることや、枯らさないことがまだまだ難しかった。
肥料をあげなければあっという間に花がつかなくなることも知らなかったし、葉が真っ白になって病気になって、梅雨にあっという間に枯れて、可愛いけど難しいな、と思った出だしだった。
2年目は、もう一度育てたいなとトライして、葉が白くなるうどんこ病の対策スプレーも買っていたから、なんとか枯れずにはすんだけど、やっぱり花がつきづらくて、かわいい花はあっという間にいなくなって、葉っぱだけが長く茂っていくのだった。
今年は三周年になる。
春にいくつかポットを買って、何度でもリベンジをするつもりで植えたけれど、やっぱり可愛いな、と思った。
好きなお花はずっと眺めていても飽きないし、バーベナの花はとても小さく可憐で可愛らしいんだけど、一斉に咲くときの華やかさもいいし、色がどれも結構可愛くて好きだ。
まだ肥料の塩梅がわからなくて、弱気でも定期的に肥料をあげてみる。
気ままに切っては、がんばって咲いておいでと声をかけ、栄養が足りなくなると、花の色が弱く薄くなっていく。
今日は、とても長い間全然花をつけていなかった株に、思わぬライラック色のバーベナが咲いているのを発見した。
すでに隣のピンクは色褪せて散っていたので、まさか違う色が突然咲くなんて想像もしていなくて、これだからお花を育てるのはやめられないなあと思って嬉しい時間だった。
どこからともなく、ぱっと咲いてみてハッとするような色を見せてくれたり
咲き方や、散り方や、大きくなるスピードや命を吹き返す様は
どの花もどの植物も十人十色で、かれらはその本質をただただ全うしていて素晴らしいと思う。
人間もこんなふうに、隣の花になろうとせずに、突然自分の色をさりげなく咲かせたり
恥ずかしがらずに突然花開くといいね。
わたしもまたがんばろうとおもえた満月。
ありがとう、ライラック色のバーベナ。
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