きょうは、こんなにも自分のことを恥ずかしいと感じるかってくらいに
朝から反省する1日だった。
身が焼けつくような不甲斐なさや、愚かな自分のこと
混乱して平気で道を踏みはずすわたしの目の前で、ほんとの愛と優しさを
等身大に体現してくれる山下さんの声を思い出しながら、
わたしはなんて驕っていたんだろうと何回も何回も思った。
彼は、これまで一度だってわたしを否定したり、咎めたり、責めたりしなかった。
わたしが間違っていたことなんて幾度となくあったはずで、それは
おかしいんじゃない?と言えた場面も、彼は何も言わなかったと思う。
その代わりにわたしが「ごめんなさい」と言うときにはいつも、
「謝らなくていいよ」とだけポツリとそう言って、わたしは彼の優しさに、許されてきた。
タオくんのことを傷つけるわたしを止めたり否定する代わりに、
そういうとき彼は、包み込むように
「タオ」と毎回優しく呼びかけて、その声だけで、タオくんは私の攻撃から守られて、
その城壁は、わたしがどれだけ破壊的に立ち向かっても敵うことはない。
わたしが、どうしても山下さんにそばにいてほしかった理由は、
わたしの破壊力をもってしても、絶対に敵わない優しさを持っている相手だったからだ。
その底なしの優しさは、いつしか簡単にわたしを包み込むようになった。
どれだけ暴れても、めちゃくちゃになっても、ほかの誰もが絶対に手がつけられなく堕ちていくわたしを、
彼はその腕でひょいと持ち上げて、守る
一言も強い言葉も使わずに、何も言わずに、諭すようなことなど一切言わずに
ただ、彼が彼のままでいるだけで
その優しさをそのまま目の前で使われるだけで
わたしのエゴは全部剥き出しに照らされて
そして空へと還っていく。
愛は、そこにあるだけで本当に全てを癒していくんだと、彼を見てそう思った1日だった。
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