パートナシップや恋愛のこと

青と白の季節

11/30/2021

2021-11-23

 

雪の☃️❄️幸せな画像

 

ノルウェーのちいさな街並みに降る雪の写真をみて
行ったこともない場所に、懐かしいような愁いを感じて

ヨーロッパに降る雪のことを思う

長く住んだニューヨークは、正真正銘の雪国だった。冬になると景色は真っ白になることも多くて、マイナス30度にもなる日には、ほかのどんな日よりもワクワクしたものだった。

雪が好きで、冬が好きで、一年で一番好きな日は冬至で

それは昔嫌いだった夏が好きになってからも、春や秋の清々しさを毎年来るたびに享受しても、
冬の寒さが好きなことに変わりはなかった。

 

いつか若かったときに、フランスやドイツの街を歩いたときの
あの頼りないあどけなさや、まだ、この世界で生きてく喜びや残酷さのことを何も知らなかったときのことを思い出すのか

それはただ、いつかの記憶の一番優しい風景にアクセスするみたいだった。

雪かきのために帰省する話が出たので

「ちょうど、雪の写真を見てて
やっぱり、雪の降るところに住みたいなあと思ってたんだよね」

そういった私に、間髪いれずに

「大丈夫、老後は雪国だから。」

とそう言う山下さんが
老後に青森に帰るときも、その横にわたしがいる未来を見てるんだと思ったら
すごく、不思議な気持ちがした。

1年前くらいの私には、未来はなかった。

今もそんな先の未来を夢見ることが自分に許されているのか、なんだかおこがましい気持ちすらする。

そのくらいに毎日にをこなすのに必死で、生きるか死ぬかのスレスレを彷徨ってきたわたしにとって、ただリュウジが側にいることだけでも
奇跡みたいに毎日幸せなのに
老後まで一緒にいられることを思ったら、もう今すぐ死んでもいい気がする。

「5月のGWに、一緒に行こうかなと今日考えてた」とそう言われて

あと半年も先のことだけど

わたしやタオ君が、もしかしていつか老後に住むかもしれない場所に
連れて行ってもらえることが
待ち焦がれたそのときみたいに嬉しかった。

「新緑を見せてあげたいんだよね」

連れて行きたい場所があるとそう言った山下さんは、初夏の青森の青々しさが今から匂い立つような話ぶりをした。

「青い湖があるんだよ。」

雪国の、5月の青さや、その青い色の湖の景色を想像して、あわてたように私は

「白いワンピースを買わなきゃ」

と言った。

 

 

毎日泣いたり笑ったり苦しんだりする色鮮やかな今この瞬間と、すこし先の青い未来と、いつかの先の真っ白な未来が、すべてここにある。

 

 

山下さんが前に、「おれ芝桜好きなんだよね~」と言ったあとに買ってきた、芝桜の苗を
11月にようやく庭先に植えて
この部屋にはいつまで住めるかな。

芝桜が咲く頃にはきっと出るのかもしれないとそう思いながら、今日という日を追いかける。

 

ときどきピタリと足並みが揃う時がある。

愛知は雪が降らないけど、今日はなにかの間違いで空に雪が散っても驚かないような、ツンと寒い空だった。

 

今を重ねよう。

それはずっと先まで続いてく。

 

 

 

 

11-12-2021 に植えた、しばざくら

 

 

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