まいにち、まいにち戦場にいるみたいに
一回一回食べるのに必死で
いつか昔、外国にいく前は、いつもたべものを探して
食べては吐いて、食べては吐いてを繰り返してた
もうこれ以上この国では生られないとあの時わたしは思って
必死でお金をためて、最後シャルル・ド・ゴール空港目指して飛行機に乗ったんだった
あの時と今は
なにも変わってないように見える
食べては吐いて、食べては吐いてもがき苦しんだあのときと
食べれずに倒れ、食べれずに倒れを繰り返す今このとき
ひとつ唯一ちがうこと、それは
あのころは、ひとりだった。
いまは、みんながなんとか私を生かそうと、食べさせようと一緒に考えてくれる。
クリスマスに山下さんがもう来ないと言ったその日から
寝込んで倒れてを繰り返した年末年始だったけど
空腹で倒れて誰にもたすけてもらえない悪夢はもう
二度と、起こらないようにする。
一生懸命生きてるよ。
この国で、文字通り、いっちょまえにご飯が食べられるようになったら
わたしの人生はいつ完結してもよい。
食べなきゃ。なんとか。
きょうはちいさなハコニワで舵央くんのお弁当の残りをたべた。
朝パニックを起こし、怒り怒鳴り散らして
まずい弁当を作ってやる!!!!お前のせいでりゅうじはいなくなったんだ!!!
とたおくんに八つ当たりし、本当につらかった。
たおくん本当にごめんね。
りゅうじがいなくなったのは、いつだって誰のせいでもなかったのに。
朝そうして結局たおれてしまったときも、一生懸命口にみかんを運んでくれたり、薬を飲ませてくれたタオくんだった。
こんなママを助けてくれて、ありがとう。
お弁当のすてきなところは、同じころに愛する誰かが
同じものを食べてるんだって思うところだね。
なにかをわかちあう喜びのことを
日々こくこくと、噛みしめる
ママの作ったお弁当たべてくれて、ありがとう
地獄に終わりは来る
絶対に
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