草取り名人に初めての休暇が訪れた。雨が降っている。
数日前にこの曲をみつけて、何年ぶりかにスピッツを聴いて
邦楽で、多分この人生で通算一番聴いたアーティストはって聞かれたら、そういえばスピッツかもしれん。小学校くらいのときにずっと聴いていたのがスピッツだったことを思い出した。
好きなアーティストって聞かれてもわからないけど、青春の頃というよりかは、もうすこし青春手前の子供の頃一番聴いた草野まさむねさん。そして30年くらい経った今、ああ、そうか、やっぱり自分の本質に近いんだなあと思った。
淡い声の下の頑固さみたいなもの、人生は最後まで青春であること。
もうずっと聴いてなかったけど、わたしが子供の頃からすでに大人だったスピッツは、わたしが年寄りになったら、さらに年寄りになっていた。
でも何も変わってない。
その何も変わってなさを、貫いて生きることをわたしもきっとしようとしている。
何も変わっていない中に、刷新されつづけて削ぎ落とされるものがある。
止まっているようにみえる変わらないものと、本当に止まって変わらないものは、違って、大人になってから聴くスピッツはとてもいいなあと思った。
時間をかけて表現しようとするものたちにとって、それを繰り返し抜けていくと、それは一見味気ないものになるけれど、次元が上がっていったものはいつも、耳を済ませると、良質のニルギリのように雑味が消えて、素直なものだけが残って行く。
ベテランってかっこいいなあ。
10年くらい経ったら今の自分を振り返って、自分かっこいいなあって思いたい。48歳かあ。何してんだろう。
風がすごい吹いてて、フェンスとかが薙ぎ倒されてたハコニワ。
今日はひさびさに1日雨みたい。台風が来ているんだって。
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