混沌として、結局夏の間中放置されてしまったハコニワb .
19年の7月に、ちいさなベランダに名前をつけたのがきっかけで、そこから自分のガーデニングのスペースのことはハコニワと呼んでる。
ハコニワb. の b. というのは、ブルックリンのボタニカルガーデンの頭文字からとった。
ニューヨークという場所は、5つのパートに別れていて、いわゆる映画とかに出てくるニューヨークは「マンハッタン」という島であることが多い。橋を渡ると隣にあるのがブルックリンで、小粋な店が並んでるすごく良いところなんだけど、しばらくそこに住んでいた時期、すぐそばに大きな公園プロスペクトパークと、素敵な植物園があった。
ニューヨークはとにかくごちゃごちゃ都会で情報量も半端なく多いけど、公共の美術館や博物館、植物園や公園といった施設がとにかくすばらしくて、そこだけは毎週毎週出かけても、一向に飽きない場所ばかりだった。
どこもデザインが綺麗なので、日本の施設や人混みで息苦しくなるようなことは一度もなくて、いつも外に出ては歩き、色々な場所を訪れることができるのは、わたしにとってこの世でもっとも幸せなことのひとつだった。
日本に住んでも、このさきどこで暮らしても
あのころに自分の記憶に焼き付けた景色や見たものや、食べた味や嗅いだ匂いのことは忘れない。
窮屈な場所にいたとしても、いつでもそんなきもちを思い出せるといいなあという思いとともに、また秋の庭整備にあたろうとおもう。
一緒に手伝ってもらおうといろいろ計画を立てていた山下さんを、休暇に出してしまったのでちょっと心配だけど、ひとりでがんばってみる。
2021年7月21日に名人の前にいた一角。↑
2021年9月6日 ちゃんと綺麗になっている↓(でもまだ生えてるな)
あと、この微妙に植木が無くて殺伐としててボーボーだったエリア
2021年7月21日↑↑
2021年9月6日↓↓
植木が伸びてて、それはそれでボーボーになってるけど
一角にちゃんとお花を植えてあるので
外から見ても、ちょっと可愛くなってる
とことんマルチタスクができなくて、誰か大切なひとといればそれでいっぱいになってしまい、他のことが何もできず、結局1人になろうとしてしまうことは悲しいけど、山下さんが何度も何度も(また来るから安心しな)と言ってくれて嬉しかった。
いまのうちにしっかり仕事のたてなおしや家のたてなおしをしよう。
いつか一緒に生活ができるようになれば、こんな思いはしなくてよくなる。
ハコニワの椅子にまた山下さんが座る日まで、なんとか希望を持つのだ。
数日間、名人は倒れて強制休暇となってしまったが、また草取りを今日からがんばる。
マイのハコニワ帖。
日々の記録をただ綴っていくことは、わたしをきょうも、あすへつなぐ。
💗
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